「家にいると、くしゃみや鼻水が出る」と、お悩みの人も多いのではないでしょうか?「風邪を引いたのかな」と思われるかもしれませんが、その症状を引き起こしているのは、実はハウスダストかもしれません。
今回はハウスダストのアレルギー物質やハウスダストが原因の疾患、予防方法などについて紹介します。
ハウスダストとは、室内のほとんど目には見えないような小さいチリやホコリのことです。空気中に舞っているハウスダストを吸い込むと、アレルギー症状などを引き起こす可能性があります。
一度アレルギーを発症すると完治が難しいので、特に小さい子どもがいる家庭は注意が必要です。また、ハウスダストがたまると電化製品の故障や電源プラグからの火災を引き起こすこともあるので、こまめな掃除が欠かせません。
「ハウスダストの原因といえばダニ」と考えている人も多いかもしれませんが、ハウスダストはアレルギーを引き起こすいくつかの物質が混合したものです。ハウスダストには、人間のフケや皮膚片、ダニの死骸やフン、花粉、カビ、細菌、繊維クズなどが含まれます。
ハウスダストのうち、3割ほどは室外から入ってきた花粉や土埃、植物片などですが、7割は家の中で発生する人間の皮膚片、ダニ、カビ、繊維クズなどが占めていると言われています。
ハウスダストは季節に関係なく、さまざまな症状や疾患を引き起こすことがあります。
アレルギー性鼻炎になると、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出ます。風邪の症状と似ていますが、アレルギー性鼻炎はサラサラで透明な鼻水、風邪は粘り気のある黄色っぽい鼻水が出ます。家にいるときに症状があり、特に朝の起床時に強い症状(モーニングアタック)が起こることも。
ハウスダストによって、目のかゆみや充血、ゴロゴロとした違和感を引き起こすアレルギー性結膜炎になることもあります。花粉によるものは季節性ですが、ハウスダストが原因のものは1年中発症する可能性があるので「通年性アレルギー性結膜炎」とも呼ばれています。
ハウスダストは、かゆみのあるアトピー性皮膚炎を引き起こすことも。できやすい部位には個人差がありますが、赤みやプツプツ、湿ったような湿疹が繰り返し出て、掻くと悪化してしまいます。乳幼児期に発症し、成長とともに治る傾向があるものの、大人になっても治らなかったり、1度治っても再発したりする可能性があります。
ハウスダストを吸い込むことで、気管支喘息を発症することもあります。気管支の腫れや呼吸が苦しくなるなどの症状があり、特に大人が発症すると重症化しやすいと言われています。
身体にさまざまな悪影響を与えるハウスダストですが、発生させないように対策することで症状が出るのを最小限におさえたり、予防したりすることができます。
ハウスダスト対策で大切なのは、こまめな掃除・洗濯です。ハウスダストは、人が歩くと舞い上がってしまいます。そのため、掃除をするときはハウスダストが床に落ちている朝1番がベスト。また、掃除機の排気がハウスダストを舞い上げてしまうので、まずはモップやワイパーでホコリを取ってから、掃除機をかけるのがおすすめです。
毎日使うベッドシーツやタオルケットなどは週に1度を目安に、こまめに洗濯するようにしましょう。
ダニは、エサとなる人間の皮膚片や食べ物のカスなどが多い場所、風通しが悪い場所、繊維が多い場所を好みます。そのため、条件が揃っている寝具やソファ、カーペットは特にダニ予防を工夫する必要があります。
布団などを天日干ししてもダニは死滅しませんが、湿気を取り除くことで乾燥が苦手なダニの活動を抑えることが可能です。布団乾燥機なども効果的なので、試してみてくださいね。他にもソファカバーなどの布製品はこまめに洗い、カーペットはスチームクリーナーを使ったり掃除機でゆっくり時間をかけて吸い取ったりして防ダニしましょう。
ダニは25度前後の温度、65%前後の湿度を好みます。逆に、室温が低く乾燥している時はほとんど繁殖しないので、除湿器や乾燥機を活用してカビ対策も一緒に行いましょう。
ただし、ダニは低温・乾燥状態であまり繁殖しないと言っても、死んだわけではなく、じっとして生きている状態なので油断は禁物ですよ。
ペットを室内で飼っている人は、飼育環境を見直すことも大切。犬や猫などの抜け毛やフケも、アレルギー物質の1つです。また、ペットの毛にはダニも繁殖しやすいので、抜け毛はこまめに掃除するようにしてください。ラグやカーペットを敷いていると掃除しにくいため、フローリングの方が望ましいでしょう。
ハウスダストを予防するには、花粉を持ち込まないように心がけるのもポイントです。外から帰ってきたら、服や髪をしっかり払ってから家に入るようにしましょう。ウール素材や静電気を帯びやすい服は花粉が付きやすいので、生地に凹凸が少ないポリエステルやナイロンなどの化繊、シルク、木綿などの素材でできた服がおすすめです。
また、花粉が多く飛んでいるときは、窓を開けないようにすることも大切です。
ハウスダスト対策には、生活環境の見直しやこまめな掃除が大切です。室内を綺麗に保つことで、ハウスダストが原因で引き起こされる症状を最小限に抑えることができるでしょう。
「掃除が苦手」「忙しくて掃除をする余裕がない」という場合は、ハウスクリーニングなどを利用して、掃除のプロにお任せするのもおすすめです。
スターライフではお家の定期清掃にも対応しているので、ぜひお気軽にご相談ください。